「僕のメジャースプーン」について。

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辻村深月さんの僕のメジャースプーン読みました！
なんかほんとは先に凍りのくじらとか読んだほうがいいらしいんだけど図書館にそそられるのがこれしかなかった。凍りのくじらよりは先にスロウハイツ読みたかったし。

文ストの綾辻行人対京極夏彦読んでからやっぱ辻村先生読まないとダメだよなあと思っていたので読んでみました。

あらすじ
人気者だけどいつも一人。そんな矛盾した女の子ふみちゃん。
ある日ふみちゃんがかわいがっていたウサギが傷つけられる。
ショックのせいでふみちゃんは「人形」に。
主人公の『ぼく』は自分の能力を駆使して犯人に復讐を考える。
チャンスは一度きり。
『ぼく』が考えた犯人への復讐は・・・。

感想
やばい。
すごいよ辻村深月おもしろいよ。

がっつりファンタジーじゃないんです。
特出すべきは主人公の魅力です！「ぼく」は私より年下なのに私がこの子の歳で同じ問題に直面した時彼くらい深く一生懸命答えを出すことができるだろうか、否！
ふみちゃんへの思いも一途で、けどどこか冷静。もうキュンキュンです！愛されてるよふみちゃん羨ましいな！！元祖王道幼馴染カップルか……。
クライマックスの「ぼく」が出した犯人への復讐も圧巻。「ぼく」のセリフを読んだ瞬間に鳥肌が立ちました。感動で！

幼馴染のふみちゃんのキャラクターも魅力的。私こんな人間になりたかったよ。もう手遅れかな……。

でもやっぱりこれは順番に読んだほうがいいやつでしたね……。
今メジャースプーン読もうと思っている人は「こどもたちは夜と遊ぶ」を読んでからを断固おすすめします。

「僕のメジャースプーン」読了。
おすすめですよ！

お付き合いありがとうございました。