花は…

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花は優しい色を持ち柔らかい茎が僕の体を纏う。

それから感じ取れるのは優しさと愛情。

思わず身をゆだねたくなるその花は、

優しさと愛情を引き換えに、僕から何かを吸い取る。

そうして、その何かと周りから降る雫によって成長し美しさを増す。

だけど、それと同時に僕には何か痛みを感じる。

僕に巻きつく茎はトゲが生えている。

どんどんどんどん…僕を突き放す。

あの優しさと愛情は何処へ消えたの？

教えてよ―――――――嫌よ。

そう花はいつも言う。

嗚呼、もうダメだと感じ僕は倒れる。

すると僕に生えている花はみるみるうちに茶色く枯れた。

そして種が出来た。

種は実から弾け風へ乗って何処かへ運ばれる。

嗚呼、そうか…僕は…栄養を取るに過ぎない只の餌だったのか。

きっと、他の人に種を植えて僕みたいに綺麗な花を咲かせ裏切るんだろ？

なあ、そうだろ――――――――

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僕には優しい友達が居たんだけど、その子に信頼を抱いていた。

それは友達も…っと思っていたけど、本当は結局は僕から信頼を得て

用が無くなったから突き放す。

そうして、僕を裏切った友達は新しい友達へと乗り移る…みたいな話。