【推理してみた】ミスルトウ【勝手に解釈】

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最高ランク : 49 , 更新： 2016/03/29 4:47:12

さて、ミスルトウの新章となる小説が、明日発売となりました！
そこで前回のを踏まえ、新しく解説、もとい推理を書こうと思います。拍手！
(ワーパチパチパチパチパチパチ)

まずは、小説を読んでいない人向けにお浚いを。
ほぼすべての内容がネタバレになりますので要注意。
大前提としてこれを読んでおきましょー。
http://sp.wmg.jp/yamashizuku/sp/
それから。限定版の方、電子書籍発売してるらしいです。

楽園が崩壊し神鳥たちが地に落ちた時から敵対する二つの国と一つの中立国がある。

一つは、不死鳥の国、ギーヴェルミリオン。
「破壊と再生を司る不死鳥を祖とする王国。
始祖鳥が男性だったため、生まれる子どもは男性が多い。
最強の鳥と謳われた不死鳥の加護を受けているので、国民の多くが、強靱な再生力を備えた肉体と、高い戦闘力を持っている。
好戦的で荒々しく粗野な性格の者が多い。
物事を深く考えない短絡的な国民性故に、
何事においても、より単純でわかりやすいものが好まれる傾向にある。
血統による差別意識はなく、純粋な強さこそがステータスとして求められる」(ホームページより引用)
主な国民は、以下の通り。
王……カイト(不死鳥の純血種)
側近……がくぽ(不死鳥×小夜鳴鳥)
近衛師団の兵……レン(不死鳥の純血種)
女将軍……メイコ(不死鳥の純血種)

対するは青い鳥の国ブルーオーク。
「幸福を司る青い鳥を祖とする王国。
王族たちを中心に、幸福の青い鳥の加護を受け、治癒、水、封印の魔法を扱える。
始祖鳥が女性だったため、人口は女性が多い。
穏やかで繊細、思慮深く優しい人間が多いが、反対に、平和を乱す存在、協調性のない者を容赦なく嫌い排除する傾向がある。
何よりも血を重んじ、より青く大きな翼を持つ純血種ほど尊いとする思考を持つ。
上級貴族はほとんどが純血を守っているため、他との混血種は差別される傾向にある」(ホームページより引用)
主な国民は以下の通り。
女王……ミク(青い鳥の純血種)
女将軍……ルカ(青い鳥×梟)
近衛兵(？)……ユウマ(青い鳥×八咫烏)
侍女……リン(青い鳥の純血種)
同じく……GUMI(青い鳥の純血種)

そして中立国。
「ブルーオークとギーヴェルミリオンの間に挟まれた中立国。
様々な種族の神鳥を祖とした宗教国家。
古の神々を崇拝する神託の守護者・メントレを形成し、そのトップに枢機卿が君臨している。
首都の神殿は、かつて古の宿り木ミスルトウが枯れ堕ちた場所であり、神木の聖気の名残によって、大地は豊かに潤っている。
自国に高い自衛能力を保持し、他国からの干渉を一切受けない。
世界平和を目指し精力的に動いており、ブルーオークとギーヴェルミリオンの関係改善に好意的に力を貸している」(ホームページより引用)
主な国民は以下の通り。
枢機卿……ミズキ(鳩の純血種)
傭兵……リリィ(金糸雀の純血種)(未登場)

＋、4名について解説を。
ミク女王とカイト王は、2国の争いに決着をつけることのできる、それぞれ青い鳥と不死鳥の転生体、として即位しました。
しかし事実は違いまして。
本物の転生体はそれぞれリンとレン。
動画に描かれていますが、鳥籠に入った青い炎と赤い炎がそれぞれ鳥籠を壊して大きくなっていますね。あれは、それぞれミク女王とカイト王がリンレンの力を抑えていた術が解けた、という意味になります。たしか鳥籠の術とやらです。小説が手元にないので細かいところはワカリマセン。

簡単にストーリーも説明しようかしら。

まずは王達のサイド。
彼らは、「今代の転生体である王たちによってどちらかが滅びる」と、ヴィオーラヴィスキオ(以下中立国)に予言されています。
しかし、やはり自分の国が万が一にでも滅びる可能性があるのは嫌です。
そんな感じで、彼らは和平を結ぶことになりました。
ミク女王からカイト王に書簡は届けられ、ひと悶着はあったようですが和平を結ぶことに。

その頃のリンレンですが。
レンは、部隊長さん(上司)と一緒に所用で中立国へ行き、帰りに「修行していく」と宣い独断行動しました。それがカイト王が苦笑し、がくぽが溜め息をついていた手紙のやつです。
そして、腹拵えに魚を焼いて食べようとしていたのですが、ちょっと目を離した隙に焚き火が暴走しまして、それをたまたま通りかかったリンちゃんが消してくれました。
出会いはそんな感じです。こちらもひと悶着はあったようですが最終的になんか仲良くなりまして。
リンはレンに「力の制御方を教える」。
レンはリンに「力の使い方を教える(トレーニング？)」。
ということに相成ります。

そして、間に解釈の重要ポイントが。
①カイト王が鵺の存在に辿り着く。
鵺が二つの国が仲良くなるのを邪魔しているのでは……いやでも鵺って神鳥ほんとにまだいるのかな……と。
鵺は、動画の最後に現れた怪しいヤツです。不幸を招く神鳥と呼ばれています。
②GUMIが中立国でとある花を眺めていた。
その花は黒百合。私も当初はスルーしかけたのですが、これひょっとして何かあるのかと調べてみると何とビックリ。
花言葉が「呪い」でした。

さて脇道から戻って本筋へ。
そして、とうとうやってきた和平の日。
ファーストコンタクトは実に良好でした。
カイト王は勿論のこと、ミク女王は王としても人としても、カイト王に好印象を抱いています。
それぞれのエレメントの力を混ぜるのかそんな感じで、翼を出した両者はそれぞれ不死鳥の国の国章、ミク女王は見事な青い鳥を出現させます。
そして、カイト王がなんとなくミク女王の青い鳥に触れ、そして『呪い』とでも言うようなものを見ました。
そして動画を見た方はわかっているかと思いますが……カイト王は凶弾に倒れます。
そして、和平の場で、カイト王だけが死んだ……これは、やはり疑われてしまうでしょう。
容疑者はミク女王でした。
違いますけどね。本当に違うんですけどね。

そして、ミズキが自分の身も顧みず蘇生を試みますが……残念ながら、カイト王はそのまま死去しました。
そこへ、カイト王の死によって術の解けた本物の転生体、レンが登場。
本当の兄であったカイト王を抱えて去ります。

さて、王が敵国に殺されました。
その国は何をしますか？
……戦争しかないでしょう。

開戦し、レンはあっという間に進軍してミク女王を討ち取ります。
そしてその前に、王城の方々は退避していったのですが。
ミクに避けられていたリンが、実はミクの妹で本物の転生体であることが読者に判明。
ミクさんは素晴らしい笑顔でリンに別れを告げ、王城から逃がします。
そしてミク女王はレンに殺されます。
最後は、姉も好きな人も失ってしまったリンに、「私がいるよ」とGUMIが慰めTo be continued.

続編「ミスルトウ～約束の宿り木～」は3月30日発売予定だよ☆
私はもう予約したよ☆
若きカイト王とレンのポストカードがついてくる未来屋書店で。
アニメイトはリンとレンがお互いの国の服を取り換えっこして着てます。可愛いです。

さて、この内容で、歌詞の内容などもだいたい投影できたかなぁと思いますので推理を。
解釈をしましょうぞ。

カイト王が死んだ理由は、背の矢傷とミク女王の力に仕込まれていた？呪いです。
犯人は鵺だろう……というのがまあ普遍的な解釈。
ではその鵺は誰だと。

最重要被疑者はGUMI。

何故なら、個人的にすげえ気に入らねぇ。
……というのも理由の一つです。が、それでは解釈ではなく糞なので(ばっちい)整理して怪しい点を上げていきましょう。

まず理由①。
GUMIは、ブルーオークの出身ではないんですよ。
どっかで土のエレメントが使えるようになってるんです。
そして、その術でミク女王の弱めの力を増幅した。……となれば呪いを仕込むのも容易いことでしょう。

そして、理由②。
先程も述べましたが、GUMIは中立国でとある花を見ております。
その花は黒百合、花言葉は「呪い」。
こういうキーワード重要ですよね。
なのでもしかしたら伏線かも？ということで理由の二つ目。

最後に理由③。
前述しておりますが、個人的に気に入らないところ。
リンが悲しんでいる時、GUMIは「私がいるから」と励ましています。
さて、おかしいとは思いませぬか。
「私がいるから」……ねぇ。
リンの味方、お前だけか？
ルカさんとかユウマとか、いるんですけど。
普通「みんなが付いてるから」って言いますよね？
あー、気に入りませんね。
GUMIってひょっとして、リンに精神的に依存させるつもりなのでしょうか？

しかしです。
以上で述べたGUMI＝鵺説には、決定的とも言える欠点があるんです。
それは、GUMIが青い鳥の純血種であること。
鵺じゃないのか。怪しい行動しやがって馬鹿野郎。

……と、思うでしょう？
実は、もう一つ GUMI＝鵺説を補助する要素があります。
部分切り取りになってしまうのですが、ミスルトウの序章、朗読の部分。
こんな一文で締めくくられていますよね？
「幸せな朝を告げる鳥の影で、
孤独な闇夜を謳い続ける、哀しき鳥を」。
幸せな朝を告げる鳥は、青い鳥のこと。
孤独な闇夜を謳い続ける鳥は、不幸を呼ぶという鵺のこと。
さて、引用した文を簡略化してみましょう。意訳含みますのでご注意を。
「青い鳥の影で、鵺は謳い続けている」
……お分かりいただけただろうか。(真顔

これ、つまり、「青い鳥＝鵺」という事ですよね。
なぜ同一なのか、青い鳥が鵺を迎え入れたのか、それとも封じたのか、鵺が青い鳥に憧れたりして入り込んだのか……それとも、元々同じ存在なのか。
そこはひとしずく様のみぞしるところです。
しかし、GUMI＝鵺説……成り立っちゃうんですよ。

というわけで、鵺＝GUMIであるという説を提唱させていただきます。

〆。