【オーガ企画】ロイくんの過去TEKINA((

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最高ランク : 1 , 更新： 2018/12/25 18:36:10

ロイくんの過去。流血表現有。

あの日から、僕は人を信じるのが怖くなった。

家は、異様な程に静まり返っていた。
いつもは出迎えてくれる両親が居なかった。明かりも点いていなかった。
玄関のドアは開け放し、暗い部屋物が散乱している。
怯えながら居間へと足を進める。
ふと、ぴちゃ、と足元で水音がした。水でも溢れたのか、と視線を下げた。
僕の足元にあったのは水なんかじゃなかった。どす黒い赤色。
幼い僕でも、それが何かは分かった。血だ。体の震えが止まらなかった。
まさか、まさか。きっと違う。両親のものじゃない。
自分に言い聞かせるように脳内で繰り返す。

おそるおそる血の溢れる先を、見た。サッと血の気が引く。
どく、どくと自分の心臓のおとが聞こえてくる気がした。嘘だ。嘘だ。

幾ら声をかけても父さんは答えてくれなかったし、母さんは笑ってくれなかった。
虚ろに瞳孔が開いた目。血塗れの体。むせ返るほどに濃い血の臭い。
いやだ。認めたくない。知知りたくない。目尻がじわじわと熱くなる。
ぽろ、と涙が零れた。涙が止まらなかった。声をあげて泣いていた

幼かった僕は「死」というものを受け止めきれなかった。
大切な人をこれほど簡単に失ってしまうとは思っていなかった。
自分にとっての「当たり前」は「幸せ」だったんだ。
その時、こう思った。
大切な人がこんな簡単に失われるなら、もう誰とも関わりたくない。
でも、そんな事が出来るはずが無かった。
生きている限り、人と関わらないことは出来ない。
なら、せめて今居る僕の大切な人を。エルを。命に変えてでも守りたい。
そう、思ったから。エルが幸せなら他のことはは望まない。
エルが、大好きだから。離したくない、自分の物にしてしまいたい。
でもそれはエルの幸せじゃない。僕の身勝手でエルを苦しませたくない。
君に忠誠を誓う。何があろうと、君から離れない。何があろうと、守り抜く。
絶対に。絶対に。何があろうと、僕は君を愛しているから

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結構昔。ホントに子供のころ
悪鬼か魔物に殺されちゃった感じかな。
このあと、保護とかされて、エルと一緒に過ごしてくんだろうなあ。
子供の間はエルの家に住まわせてもらってそう。
今制作なうの子も居るので👍👍