小説第五話<ラブレターの消失>
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ラブレターの日の朝だ。
私は急いで支度をする。
今は、AM6時。
果林が学校へ着くのは、AM8時。
大丈夫。
私は朝御飯もそこそこに駆け出した。
下駄箱を覗く。
あった!累のラブレター(仮)だ!
こっそり抜き取る。
それから、
燃えろ。
ボッと、火をあげて燃えた。
よし、一つめの任務、成功!
二つ目はね、、、、
大鏡の前にたつ。
「先輩、強欲先輩、居ますか?」
ゴソッと鏡の中が動く。
「居るよぉ。強欲先輩じゃなくて、縁奈(ゆかな)ちゃん先輩だよぉ。」
縁奈ちゃん先輩こと、柊縁奈先輩は、私と同じ魔女。、、、って言うことを三年前知った。
この学校はどうやら、魔女が集まってるらしく、まだあと二人も魔女が居るらしい。
そして、強欲先輩の魔法の発動条件は、酷かった。強欲先輩はいわゆる、
食人鬼
らしい。
でも怖いと思わないのは、魔女は魔女を喰えない、から。
話を戻すけど、食人鬼が発動条件ってことはつまり、人を食べないと魔法発動に至らない、ということ。でも先輩いわく、魔法無くてもいきてけるっしょ! らしい。
先輩の異名は強欲と暴食の魔女。
魔法発動条件に左右されてる気がする。
「強欲先輩、ひとつ。」
「どーぞ?」
前に強欲先輩から聞いた話。『知ってる?魔女の魔法の発動条件は、性格に左右されるらしいの。だから怒りと嫉妬の魔女はよく嫉妬してるらしいよ』
「怒りと嫉妬の魔女は、雛菊 夢先輩ですね?」
「ぱちぱちぱち!すごいねぇ」
「だって、分かりやすすぎです先輩。先輩、食人鬼としてけっこーな有名人ですよ?そんな人とつるんでるのが、魔女じゃなかったら、ただの恐怖愛好者ですし。」
「( ・-・)」
じゃ、と先輩は言う。
鏡の表面の揺れが、波紋がようやく収まった。これで二つ目完了。二つ目の任務、それは嫉妬の魔女の名前の確認。
今日の任務、成功。
私は誰一人としていない廊下をシューズの音を響かせて歩く。
素敵な言葉が並んでますね♪
黒髪の白雪姫❄️🍎
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