3.11

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あの日から、もう4年が経ったのですね。

早いですね。

金曜日だから学校や仕事に行ってる人が多かっただろうし

みんな “今日も普通に1日が終わるんだな“って、

思わないくらい何気ない生活を送っていたはず。

地震が来ても私の住んでいるところは

海がない県だから津波は来なかったし、

液状化も土砂崩れも地割れも無かったし、

むしろ非日常な状況にワクワクしてた。学校から帰ってテレビをつけるまで。

津波の映像見たとき、

胸をときめかせてた自分は本当に最低だと思ったね。

楽だって言ったら変かもしれないけど

ここは東北に比べたら全然マシなんだって、

津波を自分の目で見た人にとっては

生きてること自体がラッキーなことなんだって、

いろんなことに気づいた時かなりショックを受けた。テレビのリモコン持ったまま泣いてた。

自然がもたらした大きな損害は人間が数年で戻せるものじゃない。

だから今だって不便な生活を強いられている人がいる。

大切な人を待ち続ける人がいる。

偏見に苦しむ人がいる。

誰も責められないから余計に苦しいと、福島在住の親戚は言っていた。

力もお金もない、まだまだ子どもな私は

目に見えるような大きい援助をするのは難しい。

でも、何もできない訳じゃない。

これは 2011年を生きていた人たちみんなができる事。

東日本大震災という大きな地震があったことを、

たくさんの人が悲しんだことを、

忘れないこと。風化させないこと。

後世へ語り継ぐこと。辛い思いをする人を減らすこと。

ただ、東日本大震災がもたらしたのは害だけではありません。

震災によって生まれた絆、

震災から学んだ自然災害の怖さと知識、

震災を体験したことで高まった人々の防災意識……。

これらのものは大事にしていきませんか？残しませんか？

いや、残しましょう。

地震大国に生きる 1億以上もの命を守るために。

少しでも早く東日本大震災によって被災した方々と、被災地に笑顔と幸せが戻ってきますように。

そしてあの日失われた尊い命たちに、穏やかな眠りが訪れますように。

2015.3.11