ちょっと短編というか何というか
椎夜月詠 銀魂 シリアス今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:878 hit
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ここ書いていいんですかね…
不安なんですけど書いて見ます。
、
【存在意義を証明せよ】
俺の身体に、容赦無く雨がざあざあと打ち付ける
戦の後の傷から流れる血が薄れて、地面に淡い弧を描いていく
只々立ち尽くし、仲間の死骸を見つめる。
死体と化した、虚ろな目と視線が混ざる。
総悟だった。
鬼兵隊への討ち入りで。
鬼兵隊と真選組を合わせて、生き残ったのは俺と高杉のみ。
「_____…お互いに、仲間は全滅だなァ、副長殿」
「全くだ。笑い話にもなりゃァしねェ」
近藤さんを庇って刀に貫かれた総悟。
その事実に呆然として隙ができ、斬られた近藤さん。
爆弾により吹っ飛んだ隊士達。
「最期…お前は近藤に手を伸ばしたな」
全て失った気持ちはどうだ、と言われ、
只々真っ白な脳内で必死に思考を動かす俺。
頭の中は真っ白で、当然思考回路なんて仕事していないのが事実。
なのに、俺の意識では何の違和感も感じない。
最早何もわからない。
「鬼の副長もこうなりゃ無力か。
______俺は此れが二回目さ、全て失うのはもう慣れちまった」
高杉の瞳の奥は悲しそうで。
その黒く気高い獣は、静かに目を開けてこちらを見ていた。
「なァ、もう一度問う。」
「全て失った気持ちはどうだ」
静かに俺に振り下ろされた刀は、美しかった。
、
やべ、バットエンドだ
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ははははっ(^ω^)
椎夜 月詠 6 1
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